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クエを見にちょっと寄り道です。 2008.12.02

      大イチョウを見に行った帰り に串本海中公園に久々に立ち寄りです。
      大学時代からの友人である宇井支配人はどうやら今日は接客で飯でも食いながらゆっくり話
      でもと思っていたがどうやら手が離せないようである。せっかくなので断りを入れてクエの写真を
      撮らせてもらうことにした。
      昨年いたクエはたしかこのへんのコーナーにいたはずと思いきやいたいた。20キロくらいある
      あるだろうか。ガラス越しにニラメッコです。
      現在製作中のものとさらに一回り大きいのを予定しているのでイメージ作りにです。
      結構おとなしいのでストロボは使用せず三脚を立ててパチリンコ!
      基本的に魚にはストロボはよくないので使いません。
      う〜ん、うまそうだ。 いかんいかん! どうもこの季節になると鍋物が恋しくなってきているようだ。

     

      60センチくらいのモヨウフグです。かなり大きいです。彫ってみようかな・・。

     

     


                                                                                                                      2008.12.01

    巨樹探訪   子授け銀杏 

      古座川町三尾川の大イチョウが色付いているとの情報が入り天候もよさそうだし土曜日の朝早く
      カメラを持って撮影しに行くことにした。
      一面黄金色の葉に覆われ太い枝からは乳房のようなこぶを垂らしているのは三尾川の光泉寺に
      ある子授けイチョウである。境内にはすでに多くのカメラマンで賑わっていた。
             樹高30m、幹周り約7メートル、樹齢400年のこのイチョウは全国的にみればそれほど大きくは
      ない。銀杏の巨樹は幹周り10mを超えるものは数多くあり、大きいものでは青森県北金ヶ沢の
      銀杏(18.8m)が2001年の環境省の巨樹・巨木林調査で日本一と認可されている。
      その足元には及ばないものの枝から垂れ下がる「乳柱」と呼ばれる乳房に似たいくつもの気根は
      多くの人から珍しがられている。
      いったいどうしてこのようなものができるのだろうか。


      

      その昔(江戸時代の終わりごろ)、江住村に日下俊斉というお医者さんがいて、ある日眠ってい
      る俊斉のまくらもとに髪を振り乱し真っ青の顔色をした娘が涙を流しながら「わたしをたすけて下
      さい。イチョウの木の精です。畑づくりのじゃまになるから切り倒されようとしています。救ってく
      ださるのは先生のはかありません。」そういって消えてしまったとか。
      それから俊斉は村人たちに「あのイチョウの木には精がこもっており、きっとこれからは村の役に
      たってくれるだろう。」と説得して木は切られることなくすくわれ、その後その近くの畑には
      たくさんの作物が捕れるようになったという。あまり根を広げることはなくなったイチョウの木は
      太い枝から乳房のようなこぶを垂らしたことから子供ができない人はこのイチョウにお願いすれ
      ば授けてくれると噂するようになり、子授けイチョウとよぶようになったという、そんな民話が残
      されています。
      全国にある巨樹とされるイチョウの多くは乳柱が垂れ下がっていて、乳が出ることを祈願したり
      子育てイチョウや子授けチョウなどといった信仰が行われてきたようである。

      真っ黄色に敷き詰められた絨毯。ときには色付いた葉をはらはらと降らせ、訪れる人々に何か
      語りかけてくるようなそんな精霊のささやきが大きく垂れ下った乳柱に触れていると聞こえてくる
      ような気がします。
      


                                                                                                                      2008.10.14

     楠の縮れ杢で

    トビハゼは今回が三度目になります。ギャラリーにも掲載していますが今回も二点の
        組み合わせの作品になります。一点でははやり寂しくなりますので二匹で元気よく
        喧嘩している様子のほうがいいでしょう。
        最近老眼が進行しているのせいなのか照明を当てても細かいところが見えにくくなって
        きました。木彫をやる上での細かい手仕事は日中はいいのですが日が沈んでしまうと
        照明だけが頼りなのでいろんな角度から当てられるように工夫しなければなりません。
        ほとんどは斜光によってその陰で刃物の打ち肌が確認できるように彫っているのですが
        小さな作品の製作はとくに目に疲労が蓄積してきますので夜中には根詰めてやり過ぎ
        ないように最近では気をつけています。
       

 

        材は神代クスの縮れ杢を使ってみることにしました。体の模様と同じような感じになれ
        ばおもしろいと思うのですが。
        この縮れ杢は大径木の幹の根に近いところや枝の又の部分、また節周りにもみられま
        すが彫刻に使用したいからといってそう簡単に入手できるものではないんです。
        ましてや目の細かく鮮明に出ているところなんかはとくにです。

 

        台座には楡(ニレ)の根こぶの部分で泥の地表を表現してみます。魚と台座の組み合
        わせで高さや位置関係を調整しながら同時進行しなければなりません。
        軟らかい泥をイメージしながら凹凸を付けていきます。そして二匹の魚の置く位置を決
        め傾きを確認しながら削っていきます。 
        つづく。(別の作品に着手しましたのでのでしばらく間が空くと思います)

        

 


                                                                                                                      2008.10.13

      トビハゼ観察                                   

    こうやって水槽に入れて身近でマジマジとトビハゼをみているとなかなかかわいいもんです。
    このトビハゼはある方から観察用にと持ってきていただいたものですが観察が終わればリリースする
    ようになっています。その間餌を与えながら細かいところをスケッチしたり写真を撮っておかなければ
    なりません。
    先ず目が一番のポイントになりそうです。ここだけはしっかりと彫っておけばなんとか様になると思い
    ます。あとは
胸鰭と腹鰭で体を支えているのでこの辺の鰭の動きが一番の難所になりそうです。

 

    脅かさないように観察しないとほんとうによく跳ねるので簡単に水槽の外に出てしまいます。
    結構いろんな動きをするのでどのような動きを付ければいいのかようく観察することにします。

 

      頭部の各部分の構造を頭に入れておくには形成用のクラフト粘土でもって口や目を詳細に再現
      しておくことがよりリアルな作品への近道になると思います。何度でもやり直しがきくので納得
      いくまでやればいいしそれによって顔の造りも自然と憶えてくるでしょう。
      対象になる魚が小さい(15cmくらいまで)ので材の杢も細かい目のものを探してきたいと思い
      ます。   つづく

 

 


                                                                                                                     2008.10.11

     虫食い模様

        彫りは完成、彩色し目を入れ虫食い模様を入れて完成です。
        彩色といっても背部に薄くかける程度にしているので虫食い模様も彩色を施すことなく
        木味を生かした自然な仕上がりします。
        老成魚になるにつれて紋様も不鮮明になってくるのですがイワナの特徴を強調するた
        めに敢えて鮮明に出します。

      

 

      彫りかけの作品とはいえ鱗状に彫っていた表面も全て削り落して一から体の厚みを
        調整し直しました。
        あれだけ十分削り落していたと思っていたのに慣れは怖いものです。月日が経つことに
        より麻痺していた感覚を甦らせ新たな感性で挑みます。顔の表情も締まってきました。
        あとは台座の製作ですがこのイワナに見合うものを探さなくてはなりません。
        はたしてピッタリくるものが見つかるかどうか・・。

      

 

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