鱗水のりんすい的ブロ グ                                          < new page を見る     old page を見る >

                                                                                                                            2008.2.22

         森に帰る 岩 魚

      森は生命の源泉であり豊な生態系を形成 している。豊な森は保水性が高く緑のダムとも呼
       ばれ川にも安定した水量をもたらしてくれるのである。魚たちの生命はその森がつくり出す
       環境に全て委ねられているといっても過言ではないでしょうか。
       写真の岩魚は河川敷に埋もれていたクスの木で製作したもので樹齢数百年(年輪を数えると
       300くらいまで数えられるものの中央が洞になっていてあとは不可能であった。)のもので
       幹の表皮のほとんどが複雑に抉り取られている。
       こんな大径木いつどこから流れついたのだろうか。
              そんなクスを使って岩魚を彫る。そして命を吹き込み岩魚となって再び森に帰るのである。
      


      直径1.5メートルほどの幹は腐ることなくほぼ原型を留めている。チェーソーでカットした際、辺り
      一面にクスの香りを放つ。 なんとも神々しい
色といい香りである。

 

 


 

                                                       2008.2.05

       ゼブラウッドの作品

       彫刻用材としては国産ではクスやケヤキに始まり木目のあるものないもの、色も多種多様で
       彫って彫れないものはありません。
       ところで今までに何種類くらい彫ったのか調べてみると16種類くらいありました。最も多いの
       がクス・ケヤキでしょう。材が堅い柔らかいに拘らずおもしろい杢であれば何でも彫りたくなる
       主義なので色んなのに挑戦してみましたが材種によってどの魚の種類に適しているかが見
       えてきました。
       世界には色んな木があります。国産材以外ではでは12種類ほど彫っていますが匂いでは
       国産材のほうがしっくりきますね。


 

      上の写真はアフリカ産のゼブラウッドを使用した作品です。魚はベラの仲間のキュウセンでゼブ
      ラの縞でイメージしています。実際はこんなにたくさん縞はありませんがゼブラの茶色とベージュ
      の縞模様が魚の雰囲気を醸し出してくれます。
      この他にゼブラを使用した作品にシマウシノシタというのがあるのですが縞模様がほんとによく
      似ていて写真がなくここで紹介できないのが残念です。
      またなんとかして掲載いたします。
      それから現在ギャラリーのページがまだ整理できていないので写真や解説など徐々に追加して
      いきたいと思っています。何分時間にゆとりがないものでついほったらかしになってしまうことお
      許しくださいませ。
    


 

                                                    2008.2.03

      彫刻に最も適した木、 大作には楠が適材 

     これまでに制作した作品で1メートルを超える作品が幾つかありましたが大作には
      やはりなんといっても楠が一番でしょう。大径木で入手が可能な材ということでもあ
      り必要とする大きさを満たしてくれるという点、さらに木目がきつ過ぎることなく適度
      な柔らかさを持ち鑿が入りやすいということ。
      しかし近年では市場には大きなものはほとんど見えなくなってきています。
      楠はかなり古い時代から彫刻材として使われている。飛鳥時代では仏像彫刻に多
      く使用され当時では一番の花形として輝いていたようである。
      仏像彫刻でいえばヒノキとクスではまるで印象が違ってくる。ヒノキは色が淡く柔ら
      かさがあり上品な仕上がりになるがクスではどっしりとした安定感と存在感が木の
      表面の繊維から滲み出てくる。

     

     径が一メートルをはるかに超える大径木になってくると木目も細かく複雑で色んな
      傷を持っているのでそれがまた作品にも現れてくる。
      そんなところも大いに木味として表現すれば良い作品が期待できます。
      

 


 

                                                                                                                         2008.1.28
            
   台座をどのようにすれば

      さて魚は出来てきたけれど台座はどのようにしようかいつも悩むところである。
      オブジェとしての作品は台座によって生きてくる。うまい具合に転がっていた端材が台座とし
      ての役割を果たしてくれるときもあれば何を持ってきても受け付けないそんな作品はいつまで
      経っても完成はしない。そんなときは別の作品を作りながら閃きを待ちます。
      逆に台座があって魚が後になるケースもあります。どちらにしても難しいところです。
      回遊魚と底棲魚を比較すると底棲魚は台座なしでも十分通用するのですが回遊魚になると
      浮かせる工夫をしなければなりません。そこは制作者のセンスが問われるところですね。
             今後台座についても紹介したいと思います。

          

 

 


 


                                                                                                                          2008.1.19
              道具 その1 CHAIN-SAW  STIHL084   

         原木を挽く際に大いに活躍してくれるのがこのチェーンソーで直径1m以上の木でも無理なく
      カットできる馬力のあるSTIHL製の1m20cmのバーを装着した大型チェーンソーです。
      バーの長さもさることながら重量もかなりあるので振りかざしての作業は50過ぎのオヤジには
      ちょっときつくなってきた感じである。

     土埋木や根瘤などはスギやヒノキをいつも挽いている製材所では敬遠されがちで特に砂や石
       の咬んでいるようなものはご法度である。そんなときはこのチェーンソーで捌いてしまう。
      生の木の場合はそれほど抵抗はなくチェーンソー自体の重みで入っていくのですがこれが乾燥
      した比重の重い木になるとこの馬力のあるチェーンソーでも切り口から煙が舞い上がる。
      中には猟銃の弾丸や鎹(かすがい)など若い時期に包み込んで成長したものがみられるものが
      ある。

          

     

          


 

                                                                                                                          
                                                      2008.1.15
       ネズミゴチの観察

      ネズミゴチを彫るので観察用にちょっと一っ走りサンプリングに行って来ようかなと思ったので
      すがなかなか手が離せません。そこで休みで帰って来ていた息子に近くの浜で釣ってきても
      らうことにしました。


       ゴカイを針に付けてピシューッ!5分も経たないうちに「つれたぞーっ」とメールが入って
       きましたので早速水槽を担いで撮影に行きます。

     

 

       ヒラヒラパクパク なかなかかわいいもんです。いろんなポーズをとってもらってカメラ
       に収めさせていただきます。

     

            

       あっという間に3匹揃っちゃいました。全員そろってパチリ!

     

     ということで観察と撮影は終了ということでどのような作品が出来るのか
      お楽しみです。

 


                                                       
                                                                                                                        
                                                                                                                           2008.1.14
                時々彫る変りダネです。

      本来は魚専門なのですが時々変り種として他のものも彫るんですよ。
      写真のものはサザエのつぼ焼きで見るようなそんなサイズじゃありません。ソフトボールくらい
      あるかな。そんなサイズのものはおそらく魚介類を扱っているお店でも見る機会は無いんじゃな
      いかと思います。

      サザエやアワビなんかはとてつもなくでっかいのが昔はあったみたいですがよく貝殻を飾り物
      にして置いているのを見かけたことがあります。
      貝に限ったことではないのですが普段見ないようなサイズに出くわすとほんと感動しますね。
      そんなサイズのものを復元してみたのですがなかなかオブジェとしていけますね。
      とくに殻の周りの突起した棘が大きくせり出しているのがいいですね。この棘は外洋の荒磯に
      いるものは発達していて内湾の穏やかなところのものは棘は出ないそうです。


       「これはどこから彫っていくんですか?」 とよく言われます。
      これまでに10個くらい彫ったのですが流石に最初の1個は苦戦しましたね。
      丸い蓋の付いている輪郭のところから始めてらせん状に先端に向けて彫っていくのですが突起
      が邪魔になるし最後のほうにはツジツマが合わなくなったりしてね。
      それでも2個目になると違いますね。感覚が掴めると刃物の運びが速くなります。
              これからも時々変りダネ出るかもしれませんのでまた見てやってください。
 

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